ノダDの自意識超揺らがない

お父さん、マジすごいんですよ。
私なんか自分のインタビューとか結構直すほうなんですけど、お父さんに読ませても助詞のおかしいところくらいしか返ってこない…。
目線が基本ディレクターなんですよね。
で、自分のことだけど「作品」として見てる。
で「オレの作品じゃないので」っていう感じで返ってくる。

ディレクターと結婚してよかったのかもしれない…と思う私でした。
いや、世の中には「自分は他人をネタにするが、だからこそ自分はネタにされたくない」というタイプの人もいるらしいけど…。

私はお父さんのスタンス、めっちゃ正しいと思う。
……つまり、私は息子やお父さんにネタにされたら、何を描かれても甘んじて受け入れなければならない………。ってことですけどね。

清田さんとの対談でもこの話してますが、たまにネーム確認作業中に喧嘩になることもあります。でも、あんまりない。

ノダDはいいパートナーだな〜と思っています。

あと「描かれる」ってことで自意識が揺らぐ人っていると思うのですが、うちのお父さんは全然揺らがない。
でも、うちの息子もお姉ちゃんもお兄ちゃんもあんま「描かれてる」ことで自意識が揺らいだりしてなさそうで、これは……ノダの血……？　と思ったりしている。
いや、それとも長年描いてるからみんな慣れたのか…？
描かれることが特別ではないのかもしれない…。
ちなみに私はその昔ノダDの番組の出演者だったわけですが「テレビに出る」ということで自意識が揺らぐ人ももちろんいる。ロケに行った最初の夜に「さるころさんはまだ、テレビに出るということがどういうことなのかわかってない」とノダDに言われた。

が、私はカメラに撮られてても撮られてないときとほぼ行動は変わらず、そして放送された後も何も変わらず、自意識のゆらぎもなにもなかった。
仕上がった作品に嘘がなくて面白ければいい。なので別に私も旅番組のときにほぼ修正を入れたことはなかった…。
…もしかしたら…我々は非常に似た者同士なのかもしれない……。

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