「どうやったらイラストレーターになれますか」と聞かれたら「裸で木の棒でも戦える人がなれます」と答えてしまう私です。
美術系の学生だったわけで、周りがみんなイラストやデザイン、絵の仕事についてるわけじゃないことは知ってる。
(とはいえ、わりとみんなそれなりにクリエイティブな仕事についている人も多いんだけど)
私は自分の名前で仕事するようになったのが早かったので「どうして私は絵の仕事ができるようになったのか」を考えることがありました。
で、私が若いころ「え? そんな風に思うの?」と思った印象的な出来事は
「まだ下手くそだから」と前置きをおいて
・人に見せられない
・目上のクリエーターに作品みてもらったりできない
・仕事にはできない
と、言われることだった。
そして、直接はっきり「どうして平気で見せられるの?」と言われたこともあった。
つまりそれは「(あなたは絵が下手なのに、恥ずかしくもなく)どうして平気で見せられるの?」という意味だった。
で、その時思ったのは
自分は若いし、未熟で当たり前だし、なんなら未熟だから見てもらうんじゃないの?
未熟でも頼まれる仕事があれば、それはチャンスだからやればいいし、相手もこちらの実力をみて頼むんだろうし、別にやればいいじゃん??
だった。
「自信をもって、人に見せられる」っていう作品を作ってから「人に見せよう(評価されるべきところに披露しよう)」って思ってたら、どんどん怖くなって見せられなくなっちゃうのでは…? そっちのほうが怖いんじゃない?
と思った。二十歳あたりのことである。
「私の考える最強の武器(作品・画力)」ができるまで、戦いにいかなかったら冒険はできないよなあ。やっぱり裸で木の棒で赤ボコブリンを倒さないと…。
と思った。
というわけで、イラストレーターになりたいなら絵がうまいかどうか、よりもこの世の中というフィールドでどう戦って冒険するかを考えて、裸でも、木の棒しか装備がなくても、ハートが3しかなくても外に出て戦うしかないんだよなあと。
戦いに負けて悔しい思いをしても、リトライしてリンクは強くなっていくのだ…みたいな。
とはいえ、もっと戦略をたてて戦ってる人たちもたくさんいるし、どんどん武器を強くしている人もいるのに、私は相変わらず森で棍棒もって狩猟採集が楽しくてゆるく生きてるみたいな感じなんですけど……。
お父さんいわく「小3はそんな話が聞きたいんじゃないと思う」とのこと…。
そ…そうか。
ちなみに息子は「将来の自分」の絵で何を描いたのかと聞いたら
「なりたいものじゃなくて、描きやすいやつ描いた」と 言っていた…。
そういう男だよ…おまえは…と思った。
お知らせ
ハピママ連載「妻目線・夫目線でみてみる夫婦の事情」
毎週金曜更新です!
私の話し方が丁寧だとも、不親切じゃないとも言わないけど、特に息子が困ってないならいいかな…というのが私の意見。
KIDSNA STYLEさんで連載です
KIDSNA STYLEさんの連載更新されました😊 「共感」で接してるとなんだか「ワガママばかりを聞いてるのでは」と不安になっちゃうという我が家のお父さん。
自分が育ったときは男性はとくに共感されない傾向が強かった時代。でも、共感して信頼関係を作っていくのが大事だと信じてやっていこう! という話です。
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-comic-231208-78279525
夫婦で合計3回も骨髄提供した我々。
ウィズニュースさんでインタビューしてもらいました。夫婦揃って「興味本位」「面白半分」で骨髄ドナーになった話をしています。若者のみなさん、我々はそろそろ引退なので勇者にエントリーして選ばれし勇者になって冒険に出てみませんか!
さるころの旅ログ
宇宙一わかりやすいシリーズが改訂して新装丁版が発売されました!
さるころの古墳情報は全部こちら!
古墳のマンガとかグッズとかいっぱいあります!
読んで! そして買って!
それはそうとしてアニメも見てね!!!
情報をまとめました…!
骨髄ドナー情報は全部こちら!
マイル日記LINEスタンプ&さるころLINEスタンプ
近著リストです
お知らせ用ブログ/長文コラムブログ